2人生むことが大切という校長の発言について思うこと
テレビで報道されている大阪の校長の発言。
取材の人に一部を切り取られて報道されているとキレていましたが、HPに載せられている全文を見ると確かにこの人が言いたかったことではないことが部分的に誇張されてしまっているのかなと思いました。
この校長を擁護するわけじゃないけど、一番言いたかったことが、「子供を生むことはとても大切で素晴らしいこと」であり、それは女性がキャリアを積むことより価値があることであるとすれば、私は少し賛成出来る。
東京で働いているとより女性のキャリアってことに敏感になる。私も女性系器官の病気をするまでは、バリバリ働いてキャリアを積んでいくことがかっこいいと思っていたし、男性に負けたくないと思って男性と同じように働いてた。
1日15時間労働が続いたときには身体はボロボロでホルモンバランスは崩れていた。お腹が痛いときがあっても仕事を休めなかったし、有休も取りづらい環境だったのでなかなか病院に行けず卵巣嚢腫が発見されたときには20センチくらいの巨大なものになっていた。すぐに精密検査を重ね、2週間後には手術。退院後も今となってはもっと休めば良かったのですが、すぐに仕事復帰。はじめは定時で帰ることを希望し、2-3日は帰れたが終電近くまで働く同僚たちに負い目を感じ、定時上がりも出来なくなる。
そんなときに自分にとって大切なのは仕事か、プライベート(健康や家庭)か、まだ当時独身の私でしたが、いろいろ考え健康でないと幸せじゃないと思い、その会社を辞めました。夢に見た一流企業でのキャリアウーマンにはなれなかったけど、今もそれを目指していたらこうして妊娠も出来ていないんじゃないかなと思う。
そのときは社会的にも妊活って言葉は無かったし、不妊治療に対しても触れてはいけないタブーのようなもの、可哀想なもののような気がしてたけど、今はそれも以前よりは薄れているんじゃないかなと思う。
だけど今政府が推進している女性社会進出(キャリア構築)と少子化対策には矛盾を感じる。どっちも大切なのは分かる。
働きたいし、子供も産みたい。でも今の社会は子供イコール負担のような形になる。お金、時間共に子供を育てるには必要。でもその対策は不十分。だからみんな産みたいけど産めなくなる。キャリアのために子供を産まない決意をするじょもいる。
子供を産むことが負担じゃなくて、価値に代わり、メリットがたくさんあればもっと子供は増えて、そして女性もイキイキと働けるようになる社会になるのにな。
そういう意味でははじめに出した問題になってる校長の発言の主旨も分かるかなと思う。ただ発言にはやはり立場とかもっと考えないといけないと思うけど。笑
読んでいただきありがとうございました。
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